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外壁塗装の安全対策と防犯対策を建設会社社長が解説

外壁塗装工事における安全対策と防犯対策は、工事関係者だけでなく施主にとっても重要な関心事です。
足場の設置から養生、空き巣対策まで、様々な観点からの配慮が求められます

この記事では、外壁塗装工事を安全かつ安心して進めるためのポイントを徹底的に解説します。

プロの視点から見た足場の安全性確保の方法や、養生作業の重要性と注意点、さらには空き巣などの犯罪防止策まで、幅広くカバーします。
加えて、建設現場の安全・防犯に役立つ最新のツール「現場見守る君」の活用法もご紹介。
大手ゼネコンでの導入事例も交えながら、その有用性に迫ります

外壁塗装工事に携わる方はもちろん、住まいのメンテナンスを考えるすべての方に役立つ情報が満載です。

安全で安心な外壁塗装工事の実現に向けて、ぜひ参考にしてください

外壁塗装の足場の安全性確保

足場, 屋根, タイル, 修理, 建物, 工事, アーキテクチャ, 家, 構造外壁塗装工事において、足場の安全性を確保することは何よりも優先すべき課題です。

ここでは、足場の重要性と、それを支える法律・基準、プロの技術、そしてメンテナンスの必要性について詳しく見ていきます。

足場の重要性と必要な法律・基準

足場は、外壁塗装工事を安全に進めるための土台となるものです。
高所での作業を可能にするだけでなく、作業員の転落防止や資材の落下防止にも欠かせない役割を果たします。

そのため、足場の設置には、建築基準法や労働安全衛生法など、様々な法律・基準が定められています
例えば、建築基準法施行令では、高さが2m以上の作業床には手すりや中桟を設けることが義務付けられています。

また、労働安全衛生規則では、足場の組立て等の作業主任者を選任し、その指揮の下で作業を行うことが求められています。
これらの法律・基準を遵守することが、安全な足場の設置につながるのです。

プロによる足場の設置方法

法律・基準を満たす足場を設置するには、プロの技術と経験が不可欠です。

まず、足場を設置する前に、地面の状態や建物の形状などを入念に調査します。
その上で、適切な材料を選び、現場に合わせた設計を行います

組立ての際は、部材の接合部分を確実に固定し、ぐらつきのない安定した構造にすることが重要です。

また、作業床や手すりの間隔など、細部に至るまで基準に沿って正確に設置しなければなりません。

このような作業は、専門の知識と技能を持った職人にしかできないものなのです。

足場の点検や修理の必要性

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定期的な点検と、必要に応じた修理が欠かせません。

点検では、部材の損傷や変形、ボルトのゆるみなどがないかをチェックします。
もし不具合が見つかれば、速やかに修理や交換を行わなければなりません

特に、長期間の使用や悪天候にさらされた足場は、劣化のリスクが高まります
安全性を維持するためには、こまめな点検と適切なメンテナンスが重要なのです。

足場の安全性は、外壁塗装工事の成否を左右する大きな要素です。
法律・基準を順守し、プロの技術を活かして設置し、適切に維持管理することで、安全で効率的な工事の実現につなげましょう

外壁塗装における養生の重要性

外壁塗装工事では、塗装箇所以外への塗料の付着や飛散を防ぐための養生作業が欠かせません

ここでは、養生の目的と具体的な作業内容、使用する道具や費用、そして養生期間中の注意点について詳しく解説します。

養生の目的と作業内容

養生の主な目的は、塗装箇所以外への塗料の付着を防ぐことです。
これにより、美しい仕上がりを実現し、近隣とのトラブルも防げます

養生作業の内容は多岐にわたります。

部位ごとの塗り分けと塗料の飛散防止

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まず、窓やドア、設備機器など、塗装しない部位をビニールシートやマスキングテープで覆います
これにより、塗装の塗り分けがしやすくなり、隣接する部位に色がはみ出すのを防げます

また、建物全体をメッシュシートで囲うことで、塗料の飛散を防ぎます

特に吹き付け塗装の際は、風で塗料が飛散するリスクが高いため、入念な養生が必要です。

まっすぐな線を引くための養生

塗装の際、まっすぐなラインを出すためにも養生は重要です。
マスキングテープを貼ってから塗装し、乾燥後にテープを剥がすことで、美しい境界線を実現できます。

このとき、テープをしっかりと密着させ、隙間から塗料がにじみ出ないよう注意が必要です。

養生に使われる道具と費用

養生に使う道具は、ビニールシートやマスキングテープなど、比較的身近なものが多いです。

しかし、プロの技術なくしては、適切な養生は難しいものです。

ブルーシート、メッシュシート、マスキングテープなど

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ブルーシートは、主に床面の保護に使われます
一方、メッシュシートは、足場に張って塗料の飛散を防ぎつつ、通気性も確保します。

また、マスキングテープは、部位の境界線を作る際に欠かせません

外壁塗装用のものは、粘着力が弱めで、剥がした際に下地を傷つけにくいのが特徴です。

養生費用の相場と高額請求への注意

気になるのは養生の費用ですよね。
一般的に、養生費用の相場は、1平方メートルあたり200~400円程度とされています。

ただし、建物の形状や塗装範囲によって、必要な養生の量は大きく変わります
見積もりの際は、各社の費用の内訳を確認し、相場と比較することが賢明です。

相場から大きく外れた高額な養生費用の請求には注意が必要です。

養生期間中の注意点

養生が施されている間は、日常生活にも一定の制限が生じます

工事の流れをよく理解し、適切に対処することが大切です。

窓の開閉制限とエアコンの使用

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養生中は、窓が塞がれて開閉できなくなります
そのため、室内の換気ができず、エアコンの使用にも制限が出る場合があります

特に夏場は、熱中症対策として、工事業者と相談の上、適切な養生方法を検討しましょう。

移動可能な物の事前移動

外壁に面した場所に置かれた物は、養生の妨げになることがあります
事前に工事業者と相談し、移動可能なものは室内に移すなどの対応が必要です。

大型の設備機器など、動かせないものは、業者に養生を依頼しましょう。

建物を美しく蘇らせ、近隣との関係を円滑に保つためにも、養生は外壁塗装工事に欠かせません
プロの技術を活かした適切な養生が、安全で快適な工事の実現につながるのです

外壁塗装時の空き巣・窃盗対策

外壁塗装工事中は、空き巣や窃盗のリスクが高まる時期でもあります
足場の存在や人の出入りの多さなど、犯罪者にとって好都合な条件が揃ってしまうからです。

ここでは、その理由と、対策のポイントを詳しく見ていきます。

外壁塗装時に空き巣に狙われやすい理由

外壁塗装工事が空き巣のターゲットになりやすいのは、いくつかの要因が重なっているからです。

足場、養生、人の出入りなど

まず、足場の存在が大きな要因の一つです。
足場があれば、2階以上の窓からも容易に侵入できてしまいます

また、養生シートが視界を遮ることで、犯行が発見されるリスクが低くなります

さらに、工事関係者の出入りが多いことで、不審者の侵入が見過ごされがちなのも問題です。
普段は閉ざされている場所も、工事中は警戒心が薄くなりやすいのです。

空き巣対策のポイント

では、外壁塗装工事中の空き巣対策として、どのような点に気を付ければよいのでしょうか

徹底した戸締りと補助錠の追加

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工事中だからと言って、戸締りを怠ってはいけません
むしろ、普段以上に入念な施錠が必要です。
特に、足場から近づける窓や、普段使わないドアなども確認が大切です。

さらに、補助錠を追加するのも効果的でしょう。
簡単に解除できない鍵を付ければ、侵入の抑止力になります

監視カメラ、センサーライト、防犯砂利の設置

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物理的な防犯対策も重要です。
監視カメラを設置すれば、不審者の侵入を記録に残せます

また、センサーライトを付ければ、物陰に近寄った不審者を光で威嚇できるでしょう。

玄関周りに防犯砂利を敷くのも一案です。
砂利を踏む音で、侵入者の存在を知らせてくれます

コミュニティでの不審者監視

近所の目も、空き巣対策には欠かせません
普段からコミュニティとのつながりを大切にし、不審者情報を共有しましょう。
お互いの家を見守り合える関係性が、犯罪抑止につながります

工事中は特に、近所の方にも協力をお願いするとよいでしょう

防犯について業者と打ち合わせるポイント

外壁塗装工事の防犯対策は、施主と工事業者が協力して進めるべきものです。

事前の打ち合わせで、防犯についてもしっかり話し合いましょう

工程表と名簿の共有

工事の工程表と作業員の名簿は、施主側でも把握しておく必要があります
いつ、誰が現場に入るのかを知っておけば、不審者の発見につながります

これらの情報は、工事業者から提供してもらいましょう

作業員の家への立ち入り制限

工事中は作業員が家の中に入る機会も増えます

しかし、必要以上の立ち入りは避けるべきです。
トイレの使用などのルールを、事前に取り決めておくことが大切です。

信頼できる業者なら、こうした要望にも真摯に応えてくれるはずです。

防犯装置の設置と足場への部外者立ち入り制限

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防犯カメラやセンサーライトの設置は、工事業者に依頼するのも一つの方法です。
足場の施錠や、関係者以外の立入禁止の徹底も、業者の協力が不可欠です。
施主からの要望に応じて、適切な防犯対策を施してくれる業者を選びましょう

外壁塗装工事は、住まいの安全性を高めるための大切な取り組みです。

しかし、その過程で空き巣などの犯罪リスクが高まるのも事実です。
しっかりとした防犯対策を講じ、安全と安心の両立を目指しましょう

施主と工事業者が一丸となって取り組むことで、防犯の実効性はさらに高まるはずです。

外壁塗装の安全・防犯対策に「現場見守る君」の活用を

外壁塗装工事の安全性と防犯性を高めるために、ICTの活用が注目されています
中でも、建設現場向けに開発されたクラウドカメラシステム「現場見守る君」は、多くの建設会社から支持を集めています

ここでは、その特長と、大手ゼネコンでの導入事例を紹介します。

現場見守る君の特長

現場見守る君は、建設現場の様々な課題に対応した、画期的なクラウドカメラシステムです。

遠隔地からの現場管理や、夜間の防犯など、幅広い用途で活躍します

遠隔地の確認や夜間の防犯

現場見守る君は、インターネットに接続することで、どこからでも現場の状況を確認できます
スマートフォンやタブレットがあれば、外出先からリアルタイムの映像を見ることが可能です。
これにより、現場監督は、わざわざ現場に行かなくても、工事の進捗を把握できます

また、夜間や休日も、不審者の侵入などをいち早く検知できるので、防犯対策としても効果的です。

工程管理や5Sの徹底

現場見守る君は、工程管理にも役立ちます
定点カメラで工事の進捗を記録しておけば、後からの確認もスムーズです。

また、現場の5S(整理/整頓/清掃/清潔/しつけ)の状況も、リモートで確認できます
現場の美化や安全管理の徹底に、大きく貢献するでしょう

大手ゼネコンでの導入事例多数

現場見守る君は、多くの大手ゼネコンでも採用されています

A社では、20現場に導入し、年間1,000時間以上の移動時間を削減したそうです。
現場に行かずとも、必要な指示やアドバイスができるようになったことが、大きな成果につながったようです。

B社でも、50現場に導入し、品質と安全性の向上に役立てています
定期的な安全パトロールの時間を削減できたほか、現場の様子を画像で記録に残せるのも魅力だったそうです。

このように、現場見守る君は、外壁塗装工事の安全と防犯に、多大な効果を発揮しています
ICTの力を活用することで、より効率的で安心できる工事管理が可能になるのです

外壁塗装工事の安全・防犯対策に、ぜひ現場見守る君の導入をご検討ください。
見守る君に関するお問い合わせはこちらから

まとめ

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外壁塗装工事における安全対策と防犯対策について、多岐にわたって解説してきました

足場の設置から養生、空き巣対策まで、施主と工事業者が協力して取り組むべき点は多岐にわたります
特に、足場の安全性確保は、工事の成否を左右する重要な要素です。
法律・基準に基づき、プロの技術で、適切に設置・管理することが不可欠でしょう。

養生も、美観の保持だけでなく、近隣トラブルの防止や作業効率の向上に欠かせません
目的に応じた材料の選定と、入念な養生作業が求められます

そして、空き巣などの犯罪リスクにも目を光らせなければなりません
物理的な防犯対策と、コミュニティとの連携が効果的です。
施主と工事業者の緊密なコミュニケーションも、防犯の鍵を握ります

こうした安全・防犯対策を、より効率的に進めるためのツールとして、クラウドカメラシステム「現場見守る君」が注目されています
遠隔地からの現場管理や夜間の防犯、工程管理や5Sの徹底など、その活用範囲は広範に及びます
大手ゼネコンでの導入事例も増えており、その有用性は実証済みと言えるでしょう。

見守る君に関するお問い合わせはこちらから

外壁塗装工事は、建物の美観を守り、資産価値を高めるための重要な取り組みです。

しかし、その実現のためには、安全と防犯のハードルを乗り越えなければなりません
適切な対策を講じ、最新のツールも活用しながら、安心できる工事を目指しましょう

住まいの安全と価値を守るために、オーナーと工事関係者の英知を結集すること

それが、外壁塗装工事の成功への道筋なのです。

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WRITERこの記事を書いた人

代表取締役 高橋侑大

Y.TAKAHASHI

代表取締役 高橋侑大

高校卒業後、足場屋にバイトで就職。
19歳で創業し、26歳で株式会社イー・スマイルを設立。
会社の中長期の未来を鮮明にする為、38歳で立命館大学大学院経営管理研究科に入学。
社長自ら圧倒的なリーダーシップで最前線に立ち続けることが大事な事に気付き
「すべては笑顔のために」スマイルサイクル®を実践中!
2024年3月立命館大学大学院経営管理研究科 前期課程修了。

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